Maki Textile Studio
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Coco Chanel
昨日思いがけず、衛星放送で上映していたCoco Chanelという映画をみた。
今までシャネルに特別興味も持つこともなかったが、彼女の生き様をみて感動した。

戦争前にパリで孤児として育ったシャネルは、お針子として働いていた。
その頃から人とは違う鋭い感覚の持ち主だった。
自由奔放に生きるシャネルは、男性との出会いで上流社会での生活も経験するが..........。
とにかく面白い場面がたくさん出てくる。

ある日親友と2人でリゾート地へ行く。 
貴公子と貴婦人の服装はビーチでも決まりきったスタイル。 
女性はコルセットで体を縛り付けた上から、ドレス、同じような帽子に靴。 
そんな中、貝殻を売り歩く漁師のおじさんがシャネルに近づいてくる。 
貝殻よりも、彼らの着ている心地良さそうなフィッシャーマンセーターやパンツ、シャツを見て、すべて買い取って帰り、着たり脱いだりの大ファッションショー が始まる。
 
「何故、女はこんな窮屈な服を着なければいけないの?」 とドレスを脱ぎ捨て、コルセットから解放し、男のようなセーターにシャツ、ジャケット、パンツ....。 
農民のかぶるような麦わら帽子....。 
それまでだれも見たこともないようなスタイルで町を歩きはじめる。 ベルベットなどより、下層階級の労働着にしか使われていなかったジャージーを買い占めて、新しいスタイルを作り上げていく。 
そのセンスは抜群だ。

 私たちだって着心地が良い服が着ていたいわよね〜、と言いながら、 
もしかしたら警察に罰せられないかしら?、と心配するほど保守的な社会の中で、 
ずんずんと自分の信じる服作りを進めていく。 
その姿にほれぼれしてしまった。 

何をするにも同じこと。 
織物一枚とて、そのくらいの気迫でつくることが必要だと思った。