Maki Textile Studio
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春繭の座繰り
by 真木千秋


一昨日から竹の家では春繭の座繰りをはじめました。
ひとつの繭から出てくる一本の繊維が切れると、いつまでもふわふわふわふわと空気に浮かんでいます。
私の糸づくりは、そのくらい軽い繊維を約70粒から80粒の繭からとり指先で束ねて、 座繰り機でくるくると座繰っていきます。 
ときどき右手でその繭からの糸の重さ、太さを確認しながら、だいたい同じ太さになるように座繰ります。 


糸をゆるめて、そのひとつひとつの繭からでている数十本の繊維を見てみると........ 
繊維はみんなゆらゆらとゆらいでいます。まっすぐではないのです。 
このゆらぎが糸になったときに残りますように........。 

白と一口にいいますが、春繭の白は、言い表しようのない白です。 
半透明のような、白に青みがかかったというか.....。
その風合いとともに現れる神秘的な白。 

今年も友人たちの助けにより、藍もなんとか育ちそう。
生葉染めのためにもこの白い糸が必要です。 
そして今年は紅も染めてみたい。 
そして毎年のことですが、すべての春繭の座繰り糸はストールに織り込まれて使いきります。 

--------------ダライラマの声を聞きつつ、お線香をたきながらの座繰りの作業を続けています。 
 お蚕さんにありがとう。