Maki Textile Studio
<< July 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 春の新作服 ウネ&ウネミックス | main | 松屋銀座はじまりました >>
gangaより糸のお便り
みなさんこんにちは。gangaからです。
工房の周りの麦畑が色づいてきて、もうじき収穫の季節。
麦をついばみにくる鳥たちのさえずりや、それを追う人々の声で朝目が覚めます。

ganga工房ではこのごろ、糸づくりに精を出しています。
現在二人の紡ぎ手が毎日糸車を回して糸を紡ぎ、他の三人が座繰り機を使って座繰りをしています。
紡ぎはシルク綿とウール原毛の混紡です。エリシルク+ウール、家蚕+ウール、ムガシルク+ウール、タッサーシルク+ウール⋯。
シルクやウールの割合を変えたり、カーディングの頃合を変えたり、撚りの回転数を変えたり、太さを変えたり⋯。
紡ぎ手の二人は糸紡ぎの村で育ったので、手慣れたものです。やったこともない色々な混紡糸を見事に紡いでいきます。

座繰りは、日本の座繰り機を使って、繭から糸を繰ります。繭はこの近所で養蚕されたものです。
gangaでも絹を織りたいという気持ちから、糸づくりを始めました。
日本の竹林スタジオで作っていたような太い糸ではなくて、細い糸が必要です。
そして日々続けているうちに見えてきました。gangaの糸づくり。

薪で繭を煮て、座繰りをする。タテ糸には撚りかけもできるし、ヨコ糸はそのままで。
座繰りで残った繭屑は、灰汁で炊いて真綿にします。
真綿は後日、ウールと混ぜて混紡糸を紡ぐ。
最後のサナギは畑に。
今のところ無理のないように毎日少しづつ。
紡ぎ歌がどこからともなく聞こえてくる幸せな日々です。

ウールとシルクを手でカーディング。

エリシルクとウール。

チャコールウールとシルク。

地元の小さな繭を煮る

座繰り

藍で染めてできあがり。細くても糸にゆらぎがあります。

インド茜で染めて。

とっておきのアッサム・ムガシルクとgangaシルク。
できあがりをお楽しみに!

真木千秋より