インドの春繭
2012.04.24 Tuesday
ganga工房滞在中の真木千秋です。
日本の春繭より一足早く、ganga工房に春繭がやってきました。
ここデラドン地区は、インドでも養蚕の歴史の長いところです。
フレッシュな繭のことを、こちらではgreen cocoonと呼びます。
やはりキレイな白で、繭だけ見ていても飽きないくらいです。
ganga工房では今まで前年の乾繭から座繰りをしていました。
今回、春繭を座繰りしてみて、みんな驚いたようです。
「糸の繰り出しがスムーズで、色も半透明で真っ白だ」と、目を輝かせながら座繰りをしています。
真っ白で小振りな繭。
玉繭も交じっています。(玉繭とは2頭以上の蚕がひとつの繭を作った大きめのいびつな繭)
なんとも言えない新鮮な白い色です。
薪で春繭を煮ます。
煮上がった繭。半透明になります。
座繰り開始。
購入してから既に三日経っているので、塩漬けにして保存します。
できあがった糸。
green cocoonの白は、白を通り越して透明に近い色です。
この糸から何ができるかお楽しみに!