Maki Textile Studio
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デリーの針場より
 20年来、makiの服を作り続けているデリーの針場。
今日もミシンの音がフル稼働しています。


針場から届いたばかりの布は、一枚ずつ織りや風合いの確認をした後、
マスタジがたてよこの地の目を丁寧に合わせ、カットします。
手紡ぎ手織りの布は、それぞれに布の特徴がでるため、とても縫いにくいのですが、
職人たちは黙々と慣れた手つきで縫ってくれます。


昼休みになるとミシンの音はぱたりと止まり、静かな針場に外からの音が流れ込みます。
皆はさっとランチを済ませ、向かいの公園でそれぞれの時間を過ごします。
木陰で昼寝をしたり、仲間とクリケットの話しをしたり、家族に電話をかけます。
インドの穏やかな時間。


インドの人々の時間は、手仕事とともにあります。
手仕事は職人の仕事だけでなく、暮らしの中にもたくさん残っています。
主食のチャパティーをつくるのも、手仕事。掃除機を使わない掃除も手仕事。
時間や手間のかかることも、それがあたりまえ。

最近、インドの人々の暮らしもかわりつつあります。
それに伴い、時間とのつきあい方、手仕事が変わらないでほしいと願います。

これからもデリーの針場でミシンの音が響きます。


図師