Maki Textile Studio
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エリ蚕チャダル
真木千秋です。
ganga工房に来て一週間がたちました。
昼間は32℃を越えることが多いのですが、
カラカラに乾燥しているので、木陰にいれば過ごしやすく、
直射日光にさえ当たらなければ、朝夕は涼しくて気持ちの良い気候です。

早寝早起きの生活。
そして昼食後には、ごろりと一時間くらいお昼寝をしています。
ganga工房の寝床は、チーク材のベッドと硬いマットレス。
その上に薄い木綿のキルティングを敷いて、
その上にエリ蚕チャダル(掛け布)を敷布にして使っています。


朝の目覚めがとても良いので驚いています!
一週間使っていますが、風合いはサラサラで、ちょっと暑い夜も、少し肌寒い日も、最高です。
このエリ蚕チャダルは紡ぎが少し太くて、ボコボコしているところがまた良いのかもしれません。


同じ布でも、もっと細くて目のつまったものもあり、私は長年その布を服にして着てきました。
エリ蚕は白ですが、野生の繭から紡ぐのでなんとも言えない白と、家蚕とはまた違った、しっとりサラサラ⋯(言い表すのが難しいのですが)⋯で、とにかく使い心地が抜群です。

この冬に初めて太目の糸に出会って、これはシーツに!と使い始めて、クセになっています。

みなさんにも是非お勧めしたいと思います。

ganga工房滞在中の真木千秋より

   * * *

エリ蚕チャダルは竹林shopのみの販売。
price  ¥16,800(税込)

GW 竹林shopのおたのしみ
 五日市の山々が新緑できれいな季節の4月です。
GWがはじまりました。
皆様も楽しいお出かけにわくわくされているでしょうか?

ここ竹林shopは少し郊外へのお出かけに最適です。
清々しい竹の家ではちょっとたのしいお楽しみをご用意しております。
ぜひこの機会に遊びにいらしてください。


爽やかなオレンジ色から緑のグラデーションが綺麗な反物がお出迎えします。



色とりどりのストールがたくさん届きました。
茜、ざくろ、生葉、藍、ラック...植物の色が目にまぶしい季節です。
そして自然と手に取りたくなるのも春ですね。


薄綿のタンクトップ、麻×タッサーシルク生地のパンツやジャケットも
今ならでは。


そして届いたばかりの、細麻×シルクのロングベストはふわりとかぶって。
脇にスリットがないので、短めワンピースにもなります。
ストールはganga silk。
透明感のある生成のシルクにうっすらと藍で染めた色が。
心がすきっとします。
ベストloop ¥40,950
ganga ストール ¥29,400


マルダ生地のソフトベスト。
これからの季節に日よけや冷房よけになる1枚。
サラリとしています。
マルダ ベストソフト ¥39,900
ストール空羽 grey      ¥39,900

夏にむけてのカゴも揃いました。

つづら藤のぽこっとしたカゴと、
くるみの市松模様。

くるみ市松(手前) price ¥67,200
つづら藤(奥) proce ¥39,900

どちらもその仕様が本当に丁寧で素敵です


cafeでチャパティを出す時に使っているパンカゴも入荷しました。
麻フキンに焼きたてパンをくるんで食べたら...美味しい!
四角皿小 ¥5,800
四角皿中 ¥6,720
四角皿大   ¥7,350


●GW中(4/28〜5/6まで)は、
ストールをお買い上げくださった方に、ストールを包める極薄綿の藍染袋を差し上げ
たいと思もいます。
普段持ち歩く時にも本当に便利です。

また、makiやganga布をお求めくださった方に、少しの気持ちをご用意しております。
お楽しみに!

●cafeはcloseしておりますが、お茶をご用意しております。
新緑の庭を眺めながらゆっくりGWの楽しいひと時を過ごしていただきたいです。


大村 
極薄綿の布袋
今日は竹の家より、新しいアイテムのご紹介です。

極薄綿の布袋。
とても細く紡いだ綿で織った、極薄のカディ生地を
藍で染めて、長四角の袋に仕立てました。



cotton 100%
size 43cm x 35cm
価格未定


繊細なストールを傷つけないようにしまう「ストール袋」として
持ち運ぶ時にはとくに重宝します。
他にも、旅行バッグの中の整理袋として。
また、藍には防虫効果があるとも言われるので、ウールの保管にも。
グンディとループで口をとじられるシンプルな袋は
いろいろな用途で使えそうです。

しなやかな肌ざわりと、目にも涼しいやわらかな藍色
大切なものをしまいたくなる布袋です。
竹林shopでお手にとってみてください。


三木

インドの春繭
 ganga工房滞在中の真木千秋です。

日本の春繭より一足早く、ganga工房に春繭がやってきました。
ここデラドン地区は、インドでも養蚕の歴史の長いところです。
フレッシュな繭のことを、こちらではgreen cocoonと呼びます。
やはりキレイな白で、繭だけ見ていても飽きないくらいです。

ganga工房では今まで前年の乾繭から座繰りをしていました。
今回、春繭を座繰りしてみて、みんな驚いたようです。
「糸の繰り出しがスムーズで、色も半透明で真っ白だ」と、目を輝かせながら座繰りをしています。

真っ白で小振りな繭。
玉繭も交じっています。(玉繭とは2頭以上の蚕がひとつの繭を作った大きめのいびつな繭)

なんとも言えない新鮮な白い色です。

薪で春繭を煮ます。

煮上がった繭。半透明になります。

座繰り開始。

購入してから既に三日経っているので、塩漬けにして保存します。

できあがった糸。

green cocoonの白は、白を通り越して透明に近い色です。
この糸から何ができるかお楽しみに!

インドの風に吹かれて
インドの気候は今、日本の初夏の頃です。
熱風ではなく、気持ちのいい風が吹いています。
太陽が隠れると涼しくなりますが、毎日すこしずつ太陽の力が強くなります。

この時期に肌にうれしい生地のひとつ、インドの手紡ぎ綿で織ったkhadi(カディ)。
2年前、良いものがどうしても手に入らなくなり、もう最後かと思いましたが、
今回また織る事ができるようになりました。

デリーの針場では、日本の初夏へ向けてkhadiの服を縫っています。
毎日せっせと縫い上がっていく服は、明るめの赤、黄色、青、緑、
ベーシックトーンのベージュ、グレー、茶、黒と色もそろえられました。

6月8日(金)から、竹林shopにてご紹介始まります。
詳しくはまたblogやHP、案内状にてお知らせします。

khadiが帰ってきました!


デリーの針場より
図師
デリーの機場より
 インドに着いて6日が経ちました。

首都デリーの気温はぐんぐん上がり、
36度になる日もあるという話を聞いていたのですが
ここ数日は曇りということもあり、とても過ごしやすい気候です。

と思ったのもつかの間、清々しいインドもおわり
昨日から35度を超えています。


さて、デリーの機場では秋に向けてストールや服地が日々織られています。




たくさんの色を使った経糸をかけています。
こちらは服地にもなる予定。
黄色やオレンジはアナール(ざくろ)、青は藍など・・・

インドの太陽は色を強く見せます。
日本の太陽のもとではこの色はどんな風に映るか・・・
そういったことも考えられ糸が選ばれていきます。

秋には日本の太陽の下、秋色の服がご覧頂けます。




こちらは機場の横にある染場。
染師キシャンはひとつの染料で幅広い色を造り出します。
今日はアナールでいろいろな種類のグレーを染めました。

こちらも秋には服になり、日本へやってきます。


まだまだ暑さはこれからのインドですが、
秋に向けてデリーの機場は動き出しています。


秋田



霞空羽の新色
きれいな春色のストールが織り上がりました。

以前ご紹介した霞空羽(かすみあきは)の新色です。
福木と藍の生葉の重ね染め、新緑を思わせる透明感のある黄緑色。
タッサーシルクや家蚕、赤城の節糸、ムガシルク、黄繭など
さまざまな絹糸をランダムに織り合わせ、糸の表情を大切に織り上げました。

春の空気感たっぷりの一枚をご紹介します。


ストール 霞空羽
silk 100%
65×190cm
price   ¥39,900

竹林shop、各地の展示会にてご紹介しております。

酒井

こんなインテリア小物
今日は雨。
母屋の屋根に打つ雨音を聞くと、かなりの大雨に感じます。
外に出るとケヤキの枝に守られて、さほどの雨を感じません。
雨の感じ方もいろいろですね。


ちくちく展も終わりゆっくりとした竹林shopです。
ご来店いただいた方は見ていただけたと思いますが、
shopにひっそりと新しいクッションをご紹介していました。
「さきおり布のちいさなクッション」。


シルクの布を裂いて織るmakiの裂き織り布を、
袋にしたり、腰巻きにしたりと試しました。
クッションもその1つ。
最後のしまつやサイズなどを検討しながら、
クッションがやっと出来上がり、ちくちく展でご紹介できました。
その数3個のみです。(すみません....)

手で綴じている仕様で、中綿を包んでいます。


size 33cm×33cm
price ¥10,500

3個それぞれ裂きおり布の風合いが違い楽しいです。

大村





届きました
今朝、インドから春夏のストールや服が届きました。

みんなで荷ほどきをして、新しい布や衣たちを広げる瞬間はいつも胸が高鳴ります。
春から初夏に向けて、涼しげな新作の服や明るく爽やかな色の新作ストールも。


新しい色 黄緑のかすみ空羽と、こちらも新色の空羽。
どちらも透け感が美しく、風が通りぬけるような涼やかさがあります。

こちらは生機(織り上がったまま)の姿です。
これから竹の家で1点1点仕上げをして
今週末頃からみなさまにご覧いただきたいと思います。

三木

ちくちくの春 初日
春らしい気持ちのいい陽気の中
「ちくちくの春」展、はじまりました。
平日にもかかわらずたくさんのお客様においでいただき
うれしい初日となりました。





ちくちくコースターは一つ一つちがう顔をしているので
みなさんゆっくりと時間をかけて選んでくださっていました。


 
カフェではSamosa wala Timokeさんのおいしいサモサと
チャイ、インドのおかしを。
みなさまお買い物のあと、ゆっくりと座ってお話されたり
テラス席でお庭を眺められたりと、思い思いにお過ごしいただいていました。
ようやく外でも気持ちよく過ごせる季節になり、うれしくなりますね。

ganga工房の今と、この春のmakiの布や衣たちを
会期中たくさんのお客様にご覧いただけますように。
お待ちしております。

三木