Maki Textile Studio
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Potli bag & ねじり帽子
9月も残り2日となりました。
五日市では昨日からお祭りで、
今も竹の家には遠くからお囃子の音が聞こえてきます。

本日はgangaの今年新しく仲間入りした
バッグと帽子のご紹介です。


「Potli bag 、ねじり帽子」

このふたつの共通点は
丸太を型にして立体的に布を裁ち、手縫いで仕上げている点です。

手紡ぎヒマラヤウールの糸で縫い合わせ、
その部分を一枚一枚手で縮絨しています。

「Potli bag」


以前ブログでご紹介しましたTwist bagと同じく
造形作家の増満兼太郎さんが考案されたバッグです。

インドではこのかたちのバッグをPotliと呼びます。


小さい木型でミニbagも作りました。
紐は、ウールよりひもを使用しています。


織りで表現したちくちく柄は、今年の新柄です。
今後ご紹介していくかけ布や服にも登場します。


「ねじり帽子」


帽子はねじり方によって、様々な印象になります。
髪をアップにして中にいれこむこともでき、
空気を含んで暖かいです。



手紡ぎヒマラヤウール
color ホワイトグレー系、チャコール系

Potli bag     ¥11,550
Potli bag mini   ¥3,990
ねじり帽子    ¥6,300
(すべて税込み価格)

10月13日のつむぎの秋展より店頭に並びます。



秋田

つむぎの秋 gangaの服
 すっかりと秋の空気となりました。

竹の家では、「つむぎの秋」展に向けてヒマラヤウールやシルクで作る様々なアイテムの仕上げの真っ最中です。

10/13(土)〜の展示会に向けて日々今年のアイテムをご紹介していきます。

「はぎ衣+まちパンツ」

手紡ぎヒマラヤウールの布で作るgangaの衣。
今年はアイテムも増えました。
できるだけ布を生かし、無駄を少なくという想いで出来上がった上着とパンツ。
軽く、やわらかく、あたたか。
布にすっぽりと包まれているような衣です。


はぎ衣 
布に切りこみを入れ、折り紙のようにたたんで接(は)ぎ、縫い目を手で縮絨して仕上げました。

手紡ぎヒマラヤウール×メリノウール
¥25,200
color  ホワイトグレー・チャコール


まちパンツ
一枚の布を筒に接ぎ、間に正方形のマチを付けたシンプルパンツ。
ウエストはゴムとより紐で整えます。

手紡ぎヒマラヤウール×メリノウール
¥27,300
color ホワイトグレー・チャコール

素肌に身につけてもこの季節に気持ちよく馴染みます。
gangaで本格的にはじまった衣作りをぜひご覧ください。

大村


カラフルチェックの新作ベスト
秋風が気持ちの良い季節になりました。
自然と、足が外に向きます。

夏服から秋服へ、着こなしが変わると気分も変わります。
本日はベストをいくつかご紹介したいと思います。

ベストタートル
price ¥35,700

バイアスになった布の動きが楽しめます。
丈は長めでお尻がすっぽりかくれます。


ベストAライン
price ¥30,450

丈が短めのベストです。
ワンピースやタンクトップとの重ね着もお楽しみ下さい。


プルオーバー タートルネック
price ¥35,700

たっぷりとしたタートルベストです。
今の時期は薄手のカットソーと合わせて、
冬はタートルネックのセーターなどに合わせて暖かく。


シルクウールの生地は、ふっくらと軽く、これからの季節にぴったりです。
秋のおでかけにどうぞ。

新作ストールや服など、たっぷりとmakiの秋をご紹介します。

図師

苧麻糸
 日々、進化していくganga工房ですが
今日はまた新しい素材に挑戦です。



沖縄・八重山から持ってきた苧麻です。
手績みして一本に長くつながれた繊維を緯糸に使います。
クダ巻きという、管に巻いてよこ糸に使えるようにする作業を
gangaでしてもらいました。





インドではリネンはあまり馴染みのない素材です。
みんな興味津々で、いつもは服を縫うデーラーやマスタジまで見学しています。



南でとれる素材だけあって
シルクのストールの緯糸に、少しだけ入るだけでもとても涼しいです。



久々に苧麻を使ったストールは来年春に向けて現在進行中です。



秋田

秋の新作ストール
日中まだまだ暑い日が続いていますが、
朝夕は、だんだんと秋風が感じられるようになってきました。
秋、もうそこまで来てますね。

先日インドから届いたばかりの、
こっくりとした秋の新作ストールご紹介します。

織り上がったばかりの生機の状態はこんなにフラットなのですが…

湯に通すと、湯の中でみるみるうちに布に凹凸が現れます。

これは撚りの強くかかったカティア(繭のひきはじめにとれる糸)が
裏に織りこまれていて、それが湯を通すことで縮むのです。
縮まない、繊細な絹糸の部分は立体的に浮き上がります。
糸の特徴を生かした素材感豊かなストールで、
女性の方にはもちろん、男性の方にも人気のシリーズです。

色はこの2色。
BARK ボーダーカティア (Br)

BARK ボーダーカティア(Pu)

素材  手紡タッサーナーシ×カティア×家蚕(シルク100%)
サイズ 約163㎝×33㎝
価格  33.600円

これから、ストールなど巻物も楽しい季節になりますね。
お店でも秋のストールご紹介はじめました。
是非遊びにいらして下さい。

酒井



twist bag
 ganga工房のあるデラドンでは残暑がきびしい日が続いています。
それでも日が暮れると涼しい風がふき、
空には星があふれて秋になったのを感じます。


今日はgangaの、
この秋の新作のご紹介です。

「twist bag」


この冬、造形作家の増満兼太郎さんがgangaへ滞在された際に
このバッグを考案されました。
生地がウールなのでとてもしっかりとしていて
ものをいれると三角形のかたちになります。


取っ手の部分は手紡ぎウールを筒状に織って使っています。
ポイントでラックや藍など。



このバッグの特徴である「twist」


このようにかばんの口を取っ手ごとねじることで閉じ、
中にものを入れるとその重みとかさでtwistがとまります。


twist bag
価格 12,000円
素材 手紡ぎヒマラヤウール

10月13日の展示会より竹の家に並びます。


秋田
秋の衣...
 朝夕の虫の声が秋めいてきました。
makiの秋物も仕上げの真っただ中です。

今秋は、
ウールとタッサーシルクで織るやわらかい生地や
色目が楽しいカラフル格子、
織柄に特徴のあるテクスチャー生地、
などでパンツ、ベスト、ジャケット、コートなど
いろいろと仕立てております。

少しづつご紹介致します。


タッサーシルクと家蚕糸で織り上げた生地(カラフル格子)でふわりと
羽織るボレロ。丈の長めのタンクップやワンピースに合わせて。





襟元はすっきりと、脇のgundy(くるみボタン)をとめることでラインを作って
着ていただけるクルタ(tunic)です。

ストールは、紫とグリーンの色合わせの「フルオライト」。
透明感のあるこのストールは秋色の衣に合わせても軽やかです。



残暑が厳しい毎日ですので、秋物はまだ...という感じではありますが、
気がつくと、すっかりと秋になっていそうですね。

9月中旬から竹の家にも並びます。

大村




写真撮影
 ganga工房のあるデラドンでは、徐々に日も短くなり
虫の声や空の色が秋めいてきました。


今日は、秋の展示会に皆さまへお送りするご案内用の
写真撮影です。


よい場所を求めて、工房の中をさまよった結果
染場の壁を使って撮影です。





数日前は、この壁の向こうにコブラが出てみんな大騒ぎでした。



さて、どんな写真が撮れたか
1ヶ月後には皆さまのもとへお送りさせていただきます。



秋田


秋の生成りストール
秋のはじめ、まだ残暑厳しい竹の家にインドから荷物が届きました。

年に数回、このインドからの荷物を開ける瞬間は、
インドで織り上がった布たちがはじめて見られる、私にとって心躍る瞬間です。
今日はその中から、
これからの季節にもお使い頂ける生成りのストールをご紹介します。

霞空羽ストール。
今までも、黄緑、グリーン、藍、グレー、黒など
季節によって色々な色が出ていましたが、今回は白。
白といっても絹糸の持つ自然なままの生成りです。
このピュアな生成りだからこそ感じる繊細な織に
つい時間を忘れうっとりみとれてしまいました。

霞空羽(白)
価格 37,800円
素材 タッサーシルク×家蚕×座繰り糸×黄繭
サイズ 60㎝×190㎝

色々な色の糸が手でつながれ、ヨコ糸に使われているものもあります。
その手の時間を思うと何だかやさしい気持ちになりました。

霞空羽(つなぎ糸入り)
価格37,800円
素材 タッサーシルク×家蚕×座繰り糸×ムガシルク×黄繭
サイズ 60㎝×190㎝


もう1つはおりかえし織りのストール。
パッチワークの様なデザインですが、ヨコ糸を途中でクロスしながら
1枚のストールの中に繊細なシルクと力強いシルクが織りこまれています。
大きすぎないサイズなので、首にかけたり、ジャケットの中に入れたり、
秋・冬の暗くなりがちな服のアクセントにも。

おりかえし織(白)
価格  33,600円
素材    座繰り糸×家蚕×タッサーカティア×黄繭
サイズ 30㎝×170㎝ 


夏の白はもちろんですが、秋・冬の暖かみのある生成りとても素敵だと思います。
竹林ショップや各地の展示会などでご紹介しはじめました。
是非お手にとられてみてください。

酒井


紡ぎの糸
いまgangaでは秋の展示会に向けて
制作が進んでいます。




春にも少しご紹介しました混紡のストール、
秋もgangaで手紡ぎした商品がたくさん並びます。

今日はそのプロセスをご紹介したいと思います。


ちょうど今、近所の養蚕農家から買った繭を紡げる状態にする作業が進んでいます。

まず、ゴミをとって繭をきれいにします。
ちびっ子もお手伝い。



次に真綿(まわた)にするため繭を煮ます。
このタイミングが難しいです。



ソフトになった真綿をみんなでほぐします。
ここでもちびっ子がお手伝い。
子ども達はお母さんの仕事に興味津々です。
自分も同じことがしたくて仕方ないのです。



今回はザクロで染めて2色できました。



その後、他の素材と混ぜてカーディングし、
やっと紡ぎの作業になります。




糸になるまでもこんなに時間をかけて様々な人の手を経て
やっと機にかかります。


gangaのみんなで作った混紡ストール。

秋をお楽しみに!


秋田