Maki Textile Studio
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「年をかさね織をかさね」に向けて

秋雨の一日、10月もいよいよ最終週となりました。

明日からはお天気回復予定です。

そして今週末、11/2(土)〜8(金)の1週間、竹林shopは節目の展示会を開催します。

 

千秋さんがインドへ赴き織り物作りを始めて30年。

デリーの工房から始まり、時を経てデラドゥンのganga工房へ....

日々目の前の素材から物作りをしていて気がついたらそんな年月が経っていたのだと思います。

そしてこれからも同じ時を紡ぎ続けるのだと。

私たちも千秋さんの物作りを一緒に楽しみながら、驚きながら、感動しながら...楽しみで仕方ありません。

色々思い出すとウルっときてしまいそうです。

そしてひっそりと竹林も20年。

ボロボロ?だった竹の家をスタッフ総出で手を入れたことがそんなに昔でないような、もっと昔のような不思議な気分。

 

それもこれもmakiの布を愛でて、長く愛用してくださるみなさまがいてくださるからこそ。

それなくしては長く続けることも、続けたいと思うことも困難なことと思うのです。

この場をおかりして....

本当にmakiの風合い色々な布を愛していただき、感謝しております。

引き続きmakiペースな織物作りに寄り添っていただけると幸せです。

 

今回の展示会は色々盛りだくさん!

記念ストールもチクチククッションも全て揃いました、総仕上げの真っ最中です。

どれもこれもドキドキするくらいの出来上がり。

 

それだけではありません。

久しぶりのワークショップも開催。

こちらどちらも予約終了しておりますが、カード織りも椅子貼りも側からぜひ覗きてみてくださいね。

(私も10年ぶり?の椅子貼りに緊張しております。粗相がありましたらお許しください...)

 

寒い冬仕度に暖かい衣や布もたくさんお届けします!

 

ウールシルクのkotiワンピース生成りとかけ布ふくふくcolorの組み合わせ。

かけ布はまだコートまで必要ないこの季節から使いはじめ、コート上から纏えるアイテム。

グリーンが効かせ色ですね。

kotiワンピースはゆったりしているので、インナーに色々組み合わせ楽しいアイテム。

 

冬定番のkotiボレロ。

今年は、ホワイトグレー・ミディアムグレー(写真)・チャコールの3色。

 

memorial shawlの赤色 経糸(たていと)と....

 

お試し注も含めて、ちあきさんより届いた織り柄。

赤色は緯糸(よこいと)デザインも数種類ございます。

とっておきの一枚を...。

中央で折り返すつづら織りははじめての試みです!

 

まだお伝えしたことが盛りだくさん。

毎日ブログでご紹介していきますね。

期間中、比較的お天気に恵まれそうな一週間、この機会ぜひお待ちしております。

 

RakeshとSristyそしてBabyちゃんも明日日本到着予定です。

ひさしぶりのRakeshランチもお楽しみに〜

 

 

 

「年をかさね織をかさね」

11/2(土)〜8(金)

11:00〜17:30

 

○shop makiの秋布衣

 

○母屋1&2階 makiアートピース展示販売

 

○event

・田中ぱるば 映像紙芝居「30years in india」13:30ー(11/2.3は13:00-)

 

・mini布巻会                      11/2.3  13:00-  shopにて

 

・カード織りワークショップ 11/5(火) 11:30- 14:30-(受付終了)

 

・椅子貼りワークショップ    11/6(水) 11:30- (受付終了)

 

○lunch

Rakeshのランチ  毎日12:00-15:00 予約不要

11/2-4 マサラドーサ(インド風クレープ)

11/5-8  タンドールローティと野菜カレー

 

○ティモケのサモサ   11/3.8以外毎日 12:00-15:00

インドの香ばしいお手軽スナック。

 

○cafe

tocoro cafeのコーヒと焼き菓子  毎日12:00-17:00

 

 

真木テキスタイルスタジオ

大村

 

 

 

11月の竹林 “ちくちく”

 

 

 

こんにちは。

今日は久しぶりの晴天。

すっかり秋景色の竹の家です。

 

そろそろ11月の竹林展のご案内が届いている頃と思います。

webページ詳細はこちらから。

 

スタッフを含め、好きな方の多い“ちくちくシリーズ”。

makiのハギレをパッチしてちくちく刺し子にしたものは、同じものはなく、すべて一点限り。

一期一会のように、その時々で気に入った“ちくちく”を集めている方も。

 

今回は、鍋敷きや花器置きなどにぴったりなちくちくLoop、ポシェット、手提げ。

そして…

11月展 「 年をかさね、織りをかさね 」30 years in India に ちなみ、

限定30点のMemorial itemちくちくクッションをご紹介します。

 

_

 

 

カラフルなパッチとステッチ。

どの色も良さがあり、選ぶのを悩んでしまいます…

 

 

ループにはタッサーシルクの草木染め布を使用しています。

ステッチの間隔もそれぞれで凸凹のテクスチャーがかわいいのです。

 

 

裏地もそれぞれ違い、どちらの面も楽しめます。

プレゼントにもおすすめな一枚。

 

ちくちくLoop 四角

4,000円+税

 

 

 

スタッフ愛用者の多い、ちくちくポシェット。

携帯とハンカチをポシェットに入れてポケット代わりに。

 

 

グンディ(くるみ)ボタンがついているので

小銭入れやコンパクトなお財布も入れられます。

 

ちくちくポシェット

10,000円+税

 

 

携帯がすっぽり入れられます。

コーディネートの遊びにもかわいいアイテムです。

 

ちくちくポシェット 長四角

10,000円+税

 

 

リバイバルのちくちくの手提げ。

軽くてコンパクトになるところが日常使いや旅行の際に最適です。

A4サイズの書類がすっぽり入ります。

 

 

こちらもグンディボタンで口が閉めらて安心です。

 

ちくちく手提げBag

21,000円+税

 

 

ポシェットや手提げに使われているグンディ。

竹林shopで販売もしています。

 

グンディ

1個 250円+税

 

そして、Memorial itemの“ちくちく”…

 

カラフルでたのしげな配色。

30点すべて違う組み合わせの“ちくちく”クッション。

過去一度だけ登場した貴重な復刻アイテムです。

 

 

どれにしようかな〜とクッションを前に、嬉しい悩みとなりそうです。

ぜひ、店頭でご覧下さい。

 

ちくちくクッション

記念価格10,000円+税(中綿つき)

 

年をかさね、織りをかさね

2019年11月2日(土)ー8日(金)

会期中無休 11:00ー17:30

 

真木テキスタイルスタジオ

本田

ganga makiの日常

今日は数名のゲストが来られ、

水面に花を浮かべてインドスタイルのおもてなし。

 

 

今はちょうど夜香木などの花の季節。

染料にもなる花々ですので、花摘みも大事な仕事の一つ。

千秋さんも黙々と摘んでいます。

 

 

染め場では藍染や茜染、フェルトや洗いの仕上げなど

様々な作業が進められています。今日も沢山の製品やサンプルが干されていました。

二つ穴のケープベストが、なにやら一反木綿に見えるてくるのは私だけでしょうか?

 

 

今日のタテ糸づくりは新作のウール系マフラー。

モコモコした造形になる予定です。

明後日から織り出しが始まります。

 

 

こちらは11月2日から始まる展示会「年をかさね、織をかさね」の

30 years in India, Memorial itemの折り返し織りストールの赤。

ずり出しの絹糸とタッサーシルクギッチャの合わせが力強く、

インドの魅力溢れるストールに仕上がっています。

是非お見逃しなく。

 

椅子張りとカード織のワークショップも受付が始まっております。

定員はそれぞれ10名と僅かではありますが、

興味のある方はお問い合わせください。

 

真木テキスタイルスタジオ

服部

 

 

ふくふくの新作衣

週末に猛威をふるった台風・・・。

各地の想像をはるかに超えた被害。

毎日のニュースを見ては心が痛みます。

ここ竹の家は大きな被害は無かったものの、

すぐそばを流れる秋川は氾濫し、川沿いの方は眠れない一夜を過ごされました。

少しでも早く、普段の生活に戻られるようにと祈るばかりです。

 

 

 

10月も半ば。

ここ数日でぐっと冷え込んで来ました。

今日は暖かなふくふく生地の新作衣を紹介します。

 

普段、makiのスタッフも、

makiの表情豊かな織り生地のパンツやスカートに

シンプルなニットを合わせる事が多く、

うちでも、シンプルなニットのような柔らかな質感の織りが出来ないか・・・

と考えて織り上がったのがこのふくふく生地。

 

手紡ぎのヒマラヤウールと細いメリノウールを交互に織り合わせ

ガーゼ素材のような、軽くて暖かな生地です。

 

今年は形も一新して、シンプルな生成りで作りました。

どんな形のボトムでもきれいに合わせて頂ける

プルオーバーです。

 

ふくふくプルオーバー

価格 34,000円+税

素材 ウール100%

 

 

定番のケープベスト。

こちらもマリーゴールドの黄色と、

ナチュラルグレーのふくふく生地で。

 

後ろの切り替えもカジュアルでかわいらしい印象です。

こちら以外にも生成り一色もあります。

 

一枚の布なので、たたみ方でマフラーのようにも

使って頂けます。

 

ケープベスト ふくふく

価格 24,000円+税

素材 ウール100%

 

 

この他にも、カーディガンやショールなど・・・

ふくふく生地で作ったもの、アイテム色々あります。

肌寒くなったこの時期に是非ご覧下さい。

 

真木テキスタイルスタジオ 酒井

 

 

 

ワークショップ in India

こちらインドganga maki工房は、

少しずつ朝と晩、肌寒くなってきました。

今日は数日後に迫った、インドvanaでの展示会で行う

ワークショップの内容をご紹介します。

 

 

今回vanaでのワークショップは、

spinning(紡ぎ)、dyeing(染め)、

card weaving(カード織り)、felting(フェルト)

以上の4つの内容になります。

ヒマラヤウールの原毛が糸に紡がれ、

染められ、織られ、形づくられていく一連の流れを体験する、

ちょっと贅沢なワークショップです。

 

 

spinning:紡錘車を使って糸を紡ぎます。

織師マンガルは元遊牧民。ウールのスペシャリストです。

簡単そうに紡ぐ彼の熟練の技を見られるのも特別。

実際はとても難しいです。

 

 

dyeing:当日は夜香木(ハーシンガ、night jasmine)の花で黄色を染めます。

今がちょうど咲きごろの夜香木、いい香りがしています。

名前の通り夜に咲いて、朝には花を落とします。その花を集めて染料に。

 

 

card weaving: ganga makiでは初めての試みです。

原始的な織物の一つで、穴の空いたカードに糸を通して、

カードを回転させながら織っていきます。

当日はどんな織り紐ができるでしょうか?

 

 

felting: ganga makiで出たハギレを袋状に縫って、

端をフェルト化させて小さな袋をつくります。

壁に固定してカード入れにも、織り紐を縫い付けてポシェットにも。

 

こんなワークショップ、実は今度日本でも…。

11月2日から始まる展示会「年をかさね、織をかさね」で、

maki布を使った椅子張りとカード織りのワークショップが行われます。

ご興味ある方は是非。詳しくはこれからお手元に届くご案内や、

ホームページ、ブログをご確認ください。

 

真木テキスタイルスタジオ

服部

 

 

weaving piece of art

今年4月にイタリアミラノでお披露目したArt Piece。

「アートピース」とは、芸術作品というのが一番わかりやすい言葉だと思いますが、

そうなるとちょっと違うような違わないような。

 

 

30年以上織りもの作りを続けているちあきさんの一つの流れの中で生まれた表現。

暮らしの中に寄り添う布を多く作っている中で、

違う目線で作る、糸と織りの表現というのでしょうか。

規制の少ないモノ作りは自由で楽しく、そして苦しみもあると想像します。

 

この度「菜の花箱根展示室」で真木千秋の作品を展示させていただくこととなり(〜10/14まで)、

たくさんのアートピースを手にして展示してみると、長年maki布に触れている私も

改めてじっくりしっかりと、素材、染め、織り、そしてすべての作る想いに正面から向き合っている気持ちになりました。

足をしっかりと地面に立ててきちんとメッセージを受け取りたいといういうか...。

 

そこには真木テキスタイルスタジオの空気が流れており、どこを切ってもちあきさんの布。

特別な何かではないのだと思います。

ただ何か新しいワクワクを感じています。

 

 

n-cloud

 

 

Lune tears

 

残糸や布のball

 

khet

 

ずり出し糸の黄色と生成り 

奥の赤は蘇芳

 

 

週末は台風到来。

箱根までの道のりも厳しい中ですが、日曜と月祝日は回復しそう。

この機会に秋の箱根で温泉も一つの楽しみに、いらしていただきたい。

 

11月の竹林展示会では、母屋1,2階にも展示いたします。

こちらもお楽しみに。

 

真木テキスタイルスタジオ

大村

新作 追撚ショール

 

こんにちは。

雨でぐっと気温が下がりようやく秋らしい気温に。

このところ暑い日が続いていましたので、平年並みの気候にほっとしますね。

 

松屋銀座での展示会も明日で最終日となりました。

秋の豊富な布衣を揃えておりますので、お近くへお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

 

今日はヒマラヤウールやパシミナをつかった新作のショールをご紹介いたします。

 

ふっくら、織りの凹凸感。

表情豊かな原毛色の自然な色合い。

しっかりと詰まった織り目は、とっても丈夫です。

 

 

手紡ぎヒマラヤウールの綾織りと手紡ぎヒマラヤウール×麻の平織り。

織りと素材の自然な縮みを生かし織り上げられました。

 

 

織りの巾ごとに凹凸のあるストライプ模様に。

紡ぎ、織り、仕上げによって、風合いの良いショールができあがりました。

 

ウール 追撚ショール

価格  34,000円+税

素材  手紡ぎヒマラヤウール×メリノウール×麻

 

 

 

 

こちらは手紡ぎピュアパシミナのショール。

細かな綾織りが格子模様のように入っています。

ふっくら、しっとり、初雪のように美しい風合い。

 

 

こちらは手紡ぎピュアパシミナのみで織り上げられています。

肌に触れた瞬間、ほわっと伝わるやさしい暖かさ…癒されます。

素材に敏感な方にも安心して使っていただきたい一枚。

 

手紡ぎ ピュアパシミナ 追撚綾格子

価格  70,000円+税

素材  手紡ぎピュアパシミナ

 

 

 

各展示会にてぜひお試し下さい。

 

松屋銀座. 7階遊びのギャラリー

最終日 10/8(火) 17時閉場

 

 

真木テキスタイルスタジオ

本田

校外学習とカード織りat ganga maki

三ヶ月振りにganga makiに来ています。

モンスーンの季節も過ぎて、緑が青々と茂り、

白い雲と青い空のコントラストも、何故か鮮やかに感じます。

ここではみんな、変わらず元気に働いております。

 

 

そんなみんなの働きを見学に、今日は地元の小学生たちが来られました。

みんなお揃いの制服を着た子どもたち、みんな真剣に、

我らが工房長ラケッシュの話に耳を傾けていました。

 

 

こういう機会は、私たちにとっても大切なことだと思います。

少しでも手仕事やものづくりに興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 

さて、10月16–20日まで、インドvanaにて2回目の

展示会とワークショップを行います。

目下準備が始まっていますが、中にはこんなことも…

 

 

そう、これはカード織りというプリミティブな織り表現の一つ。

まずは厚紙に空いた穴に、手紡ぎのウールとずり出しの絹糸を通します。

これらを重ねて束ねたら、もうタテ糸の完成!

 

 

腰に固定して、カードを回転させてはヨコ糸を通していきます。

とてもシンプルですが、奥深いカード織りの世界です。

ganga makiでは初めての試みです。

只今、試織をしながら最適な素材の組み合わせを探っています。

さて当日はどんな紐が織られることでしょう。

 

 

今日はいくつか撮影も行ないました。

写真に写るパストラル生地のコートやジャケット、

ふくふくカーディガンなど、秋から使いやすいアイテムが揃っています。

現在開催中の松屋銀座の展示会でもご覧いただけますので、

気になった方は是非お出掛けください。

それではまたganga makiから近況をお伝えします。

 

真木テキスタイルスタジオ

服部

 

 

 

 

台形腰巻き

秋晴れの良いお天気が続いています。

今年は暖かな秋の始まりですね。

 

 

makiの秋冬の定番「台形腰巻き」。

今年はカラフルに織り上がりました。

茜の朱赤。

マリーゴールドの黄。

染めていない生成り。

 

そして・・・藍も。

台形腰巻きは、パンツやスカートの上から

あたたかく腰に巻くものですが・・・

使い方は色々。

 

腰に巻く為の紐を根元からくるくると巻いて・・・

 

小さくまとめ・・・

 

腰にあたるウールの部分をおりかえし

肩に羽織るととても表情のあるショールに。

一枚の布として膝掛けにも使えます。

 

定番の台形腰巻き。

今年は色で遊ぶのもいいですね。

 

銀座松屋でもご紹介しおております。

スタッフも毎日おりますので、色々な布の巻き方を

お伝え出来たらと思います。

是非遊びにいらしてください。

 

「初秋の maki textile展」

9/25(水)〜10/8(火)

松屋銀座 7階遊びのギャラリー

10時〜20時まで(最終日17時閉場)

 

真木テキスタイルスタジオ 酒井